オゾン脱臭装置
セントラル式
オゾン脱臭設備
医療福祉施設向けに開発した、施設全体の脱臭を1台で一括管理できるオゾン脱臭設備です。
機械室に装置を設置。装置内で生成されたオゾンを天井の吹出口から定期的に噴霧し、施設内の病室や居室、待合室、共用スペース、食堂、トイレなどの様々な場所のニオイを分解させて無臭にします。
お部屋の広さやにおいのレベルに応じて、吹出口ごとに細やかな対応が可能です。
また、吹出口は天井埋込式なのでフラットで目立たず、消音設計によりオゾンの発生音は体感的にほぼ無音です。
説明・特長
- ロングライフ
定期的なメンテナンスを行うことにより、15年以上の利用が可能
- 低ランニングコスト
吹出口数が増えても施設全体を1台で対応できるため、メンテナンス性に優れています。
空気と電気のみでオゾンが生成できるので、薬液等の消耗品は不要です。 - クリーン&ドライ
PSA(窒素酸素分離装置)と冷凍式ドライヤの採用によって、窒素酸化物(NOx)の発生や管内結露はありません。
- スーパーセーフティ
オゾンは系統毎に放出と休止を繰り返す間欠運転を行います。
放出と同時に分解拡散し、100%滞留しません。実質環境濃度ゼロの安心設計です。
オゾン脱臭設備の主なシステム構成
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コンプレッサ
オゾン生成材料となる圧縮空気をつくります。収縮した圧縮空気は、元に戻ろうとする力(空気圧エネルギー)を蓄えます。
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ドライヤ
(冷凍式)圧縮空気は、高温で多量の水分が含まれており、結露などのトラブルの原因になります。冷凍式ドライヤによって、大気圧露点∸10℃まで除湿した乾燥空気を供給します。
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窒素酸素分離装置
(PSA方式)PSA装置は、酸素と窒素の吸着特性の違いを利用した吸着材を用いて、純度90%以上の高濃度酸素を製造します。
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オゾナイザ
(無声放電方式)無声放電方式は高濃度酸素から大量のオゾンを効率的につくることができ、施設全体の脱臭をまかなうセントラル式のオゾン生成に適しています。
型式・仕様
型式 | SAT-024GDC4180N | SAT-030GDC4250E | SAT-050GDC6410E |
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オゾン発生量 (g/h) |
2.4 | 3.0 | 5.0 |
コンプレッサ 定格風量(ℓ/min) |
180 | 250 | 410 |
主要構成品 |
・コンプレッサ ・ドライヤ(冷凍式/大気圧露点-10℃以下) ・窒素酸素分離装置(PSA方式/大気圧露点-50℃以下) ・オゾナイザ(無声放電方式) ・制御部(液晶パネル) |
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制御方法 | マイコン制御(動作設定・運転状況表示・異常表示) | ||
最大系統数 | 4系統 | 4系統(4分配器付) | 6系統(6分配器付) |
電源 | 単相 AC200V 50/60Hz | 三相 AC200V 50/60Hz | |
使用周囲温度 (℃) |
10~35 | ||
使用周囲湿度 (%RH) |
10~80 | ||
消費電力(kW) | 1.3 | 3.0 | 4.5 |
寸法(mm) (突起物含まず) |
(W)1000×(D)335×(H)1400 | (W)864×(D)850×(H)1145 | (W)945×(D)850×(H)1145 |
質量(kg) | 190 | 230 | 290 |
騒音値(dB) | 60以下 | 54以下 | 58以下 |
配線/配線図 | 配線/配線図 | ||
製品スペック | ダウンロード |
設置例
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医療施設
病室、診察室、トイレ、待合室などの施設全体 -
福祉施設
居室、汚物室、共用スペース、トイレなどの施設全体 -
ホテル
客室、フロント、レストランなどの施設全体