PETボトル粉砕チップの脱色
◆ 実験課題
PETボトルのリサイクル工場においてボトルを粉砕したチップを洗浄する工程でチップに残留する汚れに対してオゾン水活用による脱色レベル向上の可能性を確認する。
◆ 実験方法
樹脂チップと水を反応槽に投入し、ミキシングポンプによりオゾンを混合する。
ポンプによりオゾン水を循環させることにより樹脂チップを撹拌・洗浄する。
実際の洗浄工程を考慮し撹拌・洗浄時間は15分間とする。
オゾン水濃度は2.0 ~ 2.5ppmの範囲でコントロールする。
上記の条件により、2種類の樹脂サンプルについて脱色効果を評価する。
脱色効果の確認は、洗浄前後の樹脂チップを並べて目視により色の変化を確認する。
実験装置
◆ 実験結果
◆ 結論
オゾン処理による脱色効果について、画像ではわかりずらいかもしれないが2種類のサンプル(サンプルAとB)両方ともに目視では脱色効果が確認できた。
◆ 考察
お客さまに実験サンプルを返却して評価していただいた結果、オゾンの脱色効果が明確であるという判断から、洗浄工程にオゾン装置を導入していただきました。