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オゾンラボ

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162

ペットフード製造工程の排気脱臭実験

◆ 実験課題

ペットフードの製造工程で発生するにおいに対して、当社のアクアオゾンシステムによる脱臭効果を評価する。

◆ 実験方法

・提供していただいた実験試料(ペットフード)を、OIL温浴槽を用いて約120℃に保温した
実験用の過熱炉に投入して臭気を発生させる。

・実験用の加熱炉から臭気をにおい袋に吸引回収して脱臭処理前の原臭気とする。

・次に加熱炉からの臭気を水中バブリングし、におい袋に回収して水吸着後の臭気とする。

・さらに加熱炉にオゾンガスを供給し、上記と同様に水中バブリングした臭気をにおい袋に
回収して水吸着+オゾン脱臭後の臭気とする。
この脱臭方式が当社のアクアオゾンシステムと同等の脱臭効果を得る。

脱臭効果については、嗅覚を用いた臭気簡易評価法(二点比較式臭袋法)による臭気濃度の
測定結果を用いて下記式にて算出する。

脱臭効果 = 1-( 脱臭後の臭気濃度÷原臭気の臭気濃度 )

脱臭実験設備

◆ 実験結果

  臭気濃度 脱臭効果 備考
原臭気 75,000 臭気指数:49
水吸着 25,000 67% 臭気指数:44
水吸着+オゾン 12,000 84% 臭気指数:41

◆ 結論

今回の臭気については水吸着により67%の脱臭効果を得た。
さらにオゾンを加えた脱臭効果は84%であった。

◆ 考察

提供していただいた3種類の試料のうち最も臭気が強く発生したのは、
犬用のペットフードであり、その試料を用いて脱臭効果を評価した。
ただし他の試料に関しても臭気は弱かったものの脱臭効果としては同様の傾向を示した。

実現場においてはいろいろな臭気が混ざった複合臭となるため、最終の脱臭効果は実機デモ
による評価が必要だが、アクアオゾンシステムにより80~90%の脱臭は可能と考える。