乾燥芋のオゾン殺菌実験
◆ 課題
乾燥芋に対するオゾン殺菌の効果は十分にあると考えるが、オゾン殺菌した場合に商品のにおいや味に影響はないか?というお客様の懸念に対する評価を実施する。
◆ 実験方法
乾燥芋を密閉容器に保管し、そこにオゾンガスを送り込むことで殺菌処理を実施する。
殺菌条件としては、オゾン濃度1000ppm ☓ 10分間 = CT値10,000とする。
※ 一般的にはCT値103レベルであるが、においや味への影響を確認するために強い殺菌環境下でのテストを実施する。
実験装置
◆ 実験結果
オゾン処理した乾燥芋と処理していない乾燥芋を食べ比べてみた結果においや味の変化は感じられなかった。
◆ 結論
乾燥芋をオゾン殺菌処理しても、商品のにおいや味に悪影響を与えることはないものと判断する。
◆ 考察
提供していただいた乾燥芋に関して、オゾン殺菌した状態のものと、提供していただいたままでオゾン殺菌していないものをお客様に返却して、においや味に対する評価をしていただきました。さらに殺菌に対する評価も実施していただいた結果、良好な評価をいただきました。