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オゾンラボ

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コーヒー焙煎工場の排気脱臭

◆ 課題

コーヒー焙煎の工程で発生するにおいを脱臭したいという問い合わせが増えている状況に対して、その脱臭手段として当社のアクアオゾンシステムを用いた場合の脱臭効果を評価する。

◆ 実験方法

コーヒー焙煎で発生する臭いを擬似的に再現するために、コーヒー豆を荒く粉砕し三角フラスコに入れ、粉末内部から攪拌するように空気を供給することで臭気を排気させる。その排気にオゾンを反応させることにより脱臭効果を確認する。さらに水中バブリングさせることによる脱臭効果を確認する。
※ オゾンと水中バブリングによる脱臭効果は当社アクアオゾンシステムと同じ効果を得る。
参考情報として、オゾンなしの水中バブリングのみによる脱臭効果も確認する。

脱臭効果の確認は、臭気をにおい袋に回収し、臭覚を用いた臭気簡易評価法(二点比較式臭袋法)による臭気濃度の測定結果を用いて評価する。 加えて、参考としてニオイセンサによる測定も実施する。

 

オゾン脱臭実験システム

オゾン脱臭実験システム

◆ 実験結果

実験B

官能評価
臭気濃度

ニオイセンサ
LEVEL値
脱臭効果 備考
原臭気 1000 690
オゾン分解 400 580 60% オゾン10ppm
水中バブリング 160 460 84% オゾン無し
オゾン+バブリング 70 380 93% オゾン5ppm

◆ 結論

コーヒー焙煎工程の排気に対して当社のアクアオゾンシステムを用いることにより90%以上の脱臭効果を達成できる可能性は高いと考える。
残念ながらオゾンのみによる分解脱臭の効果については、高濃度のオゾンを供給しても高い脱臭効果を得ることは難しいと判断する。