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オゾンラボ

FILE
098

ミントフレーバ脱臭デモ

◆ 研究課題

製菓工場のミントフレーバ添加ラインの排気に対して粉塵を除去するために湿式スクラバを採用しているが、排気の臭気が強烈であり、その臭気を効率的に脱臭する方法として当社のアクアオゾン装置を設置し、脱臭効果を確認する。

◆ デモ方法

現場にアクアオゾン装置を設置し、既設の排気ダクトから一部の排気を分岐してアクアオゾン装置に供給する。
既設の排気ダクトの出口臭気(脱臭処理前の臭気)と脱臭装置後の臭気濃度を測定し、アクアオゾン装置の脱臭効率を算出する。臭気濃度の測定は、臭覚を用いた臭気簡易評価法(二点比較式臭袋法)により実施する。

 

アクアオゾン脱臭デモ装置 & 臭気測定

◆ 臭気測定結果

 

  原臭気 脱臭後臭気
ニオイセンサー 650 550
臭気強度 5:強烈 4:強い
臭気濃度測定 2000 750
臭気指数換算 33 29
脱臭効率 63%

 

◆ 結論

アクアオゾン装置による脱臭効果は60%以上と判断する。
脱臭装置入口と出口の臭気指数については上記測定結果を参照。

◆ 考察

今回のデモで、参考のために持参した小型オゾン装置を接続したが、明確な脱臭効果の改善は見られなかった。これは排気の臭気に対して供給したオゾンが少なかったためである。
判断理由として、装置の排気口において残留オゾンのにおいが全く感じられず、臭気とオゾンが十分に反応している状況であることが判る。追加のデモとして、供給するオゾン量を増加させて脱臭効果の改善を確認する。