オゾン+水吸着によるホルマリン削減
◆ 研究課題
前回のオゾン分解によるホルマリン除去実験の追加実験として、オゾン分解と水吸着によりホルマリンをどれだけ除去できるかを評価します。
◆ 実験方法
ホルマリン水溶液を三角フラスコに入れ、空気を送り込むことで揮発させ、そこにオゾンを接触反応させた排気サンプルを回収し、ホルムアルデヒドの濃度を測定する。
次に排気を水中にバブリングさせ、そのサンプルを回収してホルムアルデヒドの濃度を測定する。
濃度測定はガス検知管により実施し、濃度差により除去率を評価する。
オゾン分解の実験システム構成
◆ 実験結果
実験条件 | ホルムアルデヒド濃度 | 除去率 |
ホルマリン揮発排ガス | 25ppm | - |
排ガス+オゾン処理 | 24.4ppm | 2% |
排ガス+水中バブリング | 6.5ppm | 74% |
オゾン処理+水中バブリング | 5.4ppm | 78% |
水中バブリングによりホルマリンを70%~80%は除去できることを確認しました。
当社のアクアオゾンシステムにより同等のホルマリン除去が可能と考えます。