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オゾンラボ

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高濃度オゾン水によるペットボトル印字への影響確認

◆ 研究課題

ペットボトルの洗浄殺菌について、当社方式を採用していただいたのですが、オゾン水で洗浄するときにペットボトルに印字しているインクが劣化しないかが心配なので、促進テストのために、さらに高濃度で1時間程度維持したオゾン水を生成することはできないか という問い合わせをいただきました。

そこで、オゾン水を循環してオゾンを混合することにより、オゾン濃度をさらに高濃度で保持する方法を提案し、その状態でボトルの印字レベルを実験していただきました。

◆ 実験方法

殺菌タンクに水中ポンプを投入し、ポンプの出口側に気液混合装置を設ける。
その状態で循環運転し、オゾン水濃度を上昇させる。
オゾン水モニターでオゾン水濃度を測定し、高濃度(5ppm以上)を確認する。
この状態で30分間ペットボトルをオゾン水に浸し、印字が劣化しないかを確認する。

 

オゾン水殺菌実験
ペットボトルのオゾン水殺菌実験

 

◆ 結論

オゾン水濃度は5ppm以上で維持し(1パス処理=2.7ppm)、かつタンク内の濃度誤差もほとんどない状態(測定限界=0.05ppm未満)を確認した。

この状態でペットボトルを30分間オゾン水に浸したが、ペットボトルに印字された文字は劣化していないことが確認できた。

他のオゾンメーカーでも同じような実験をしたことがあるが、水槽には気泡が多く発生し、我慢できないほどのオゾン臭が発生していた。
それに比べて、非常に高濃度な状態を維持しながらも、水槽には気泡もなくオゾン臭もほとんど発生しない状態で維持できる当社のノウハウを高く評価していただき、安心して殺菌現場に採用できるというコメントをいただきました。