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オゾンラボ

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地下水のアンモニア対策

◆ 研究課題

お客様が活用されている地下水にはアンモニアが含まれており、それを除去するのにアンモニアの10倍の塩素を利用しているのだが、大量の薬品を使用することなしにアンモニアを除去する方法はないか?という相談を受けました。

◆ 研究ポイント(ちょっとした工夫)

気体の状態であれば、オゾンによりアンモニアが分解できることはよく知られていますが、水に溶け込んだアンモニアがオゾンで除去できるかどうか、さらにはどの程度のオゾンが必要か、反応時間はどの程度必要かを実験で確認することにしました。

まずは、フラスコにアンモニアを含む地下水を入れ、オゾンガスを単純曝気し、アンモニア濃度がどのように減少するかを実験しました。

アンモニアを含む地下水が入ったフラスコ

オゾンガス単純曝気による実験結果

上記のとおり単純曝気だけでもアンモニアを半減させることが可能でしたが、さらに除去効率を向上させる方法を検討し、オゾン水を生成する機構を利用して効率的に水に溶け込んだアンモニアとオゾンを反応させることが可能かどうかを実験しました。

水に溶け込んだアンモニアとオゾン反応の実験

実験結果

◆ 研究成果(お客様への貢献)

残念ながら、オゾン処理だけで100%除去することはできませんでしたが、かなりの薬品使用を削減することが実証できたことは有効であり、オゾンの併用を検討してみるというコメントをいただきました。