他の施設見学者様から「においが無いですね」と言われます。 うるおリッチ設置フロアでインフルエンザの発生はゼロでした。
設置場所 | 【脱臭】汚物室、風除室 【加湿】居室 | ||||
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使用機種 |
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課題解決のポイント
- 汚物室の臭いは軽減された
- 市販の加湿器で労力のかかっていたメンテナンスや給水の負担が軽減
- 市販の加湿器では補えなかった強い乾燥にも対応
- アトピー性皮膚炎などの肌トラブルの減少
- インフルエンザの発生ゼロ
ご要望
汚物処理室のにおいを無くし、市販の加湿器の運用でかかる給水やメンテナンスの手間を削減したい。
重度心身障害者の生活施設において、臭気対策は必須課題です。
寝たきりでトイレにいけないため、オムツ交換時のにおいとオムツを保管する汚物処理室のにおいが特に気になっていました。
加湿器は、以前は家庭用の市販のものを設置していましたが、メンテナンスや給水に時間を要していました。
家庭用のタイプでは、乾燥が強いとほとんど効果がなく、重症心身障害児(者)の患者さんの口腔内の乾燥や気管切開をしている方の痰が粘調となり、呼吸状態に影響を与えていました。また、痰により気切カニューレが閉塞するという生命に関わることもあり、夜間、担当医が呼び出されることが珍しくありませんでした。
三協エアテックからの
ご提案
脱臭効果と維持管理のしやすさを考慮した製品の提案
脱臭いろいろな脱臭方法を検討されていましたが、脱臭効果と維持管理のしやすさを両立したオゾン脱臭設備を新築計画中に提案しました。安心して使って頂くため、設計当初よりオゾンの管理、運用方法まで十分に提示することを心掛けました。
導入していただいてからも装置の維持管理だけでなく、汚物室のゴミ箱をフタ付のものへ交換を推奨するなど、臭気軽減のための包括的なサポートを実施しています。
加湿病室のドアは解放状態で、加湿しても水分はすぐに逃げてしまう環境でした。加湿した空気で室内の気流を作るために、部屋の入口から中に向け風が流れるよう最適な設置場所をご提案しました。
評価・お客様の声
気になっていたにおいも、加湿器運用の負担も、悩みがすべて解決されました。
前まで気になっていた臭いも今では気にならず、他の病院や施設見学者から「においが無いですね、何か対策されていますか?」と質問をいただくことがあります。
加湿をしっかりとすることで、気管に挿入しているチューブの交換頻度は減少し、夜間の担当医の緊急呼び出しも減少しました。他にも、シーツ交換時の静電気発生は無くなり、患者のアトピー性皮膚炎などの肌トラブルも減りました。
加湿器の未設置フロアでインフルエンザの発生がありましたが、設置フロアでの発生はありませんでした。
自動クリーニング機能やワンタッチ給水は運用上の負担削減につながり助かっています。