オゾンで脱色はできるの?

オゾンによる脱臭・殺菌の仕組みでも紹介している通り、
オゾンが持つ特長の1つに「酸化力の強さ」があります。

自然界ではフッ素に次ぐ酸化力を持ち、脱臭・殺菌を目的に様々な場所で使われていますが、
実は「脱色」を目的に使われることもあります。

仕組みとしては脱臭・殺菌と同様で、オゾン分解によりできた酸素原子が着色物質と結びついて反応し、
除去・破壊することで脱色します。

パルプ工場では、オゾンによる漂白を行い白色のパルプにすることが多いようですが、それ以外の工場でも、着色した排水などをオゾン処理し、無色化することもあるようです。

では、オゾンを使うことでどれくらいの色の変化があるのでしょうか。

弊社の研究室でコーヒーを使って脱色実験を行ってみました。

いかがでしょうか?
オゾン処理前と処理後では、明らかに色の違いが分かりますよね。

実験の詳細はこちらをご覧ください↓↓↓

オゾン分解によるコーヒーの脱色
https://www.sat.co.jp/lab/file180/

オゾンの酸化力は、今後も様々な業種や場所でで活躍しそうですね。

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▼オゾンラボ > 洋菓子工場の排水処理
https://www.sat.co.jp/lab/file029/

▼オゾンラボ > 製紙原料(パルプ)に対する脱色実験
https://www.sat.co.jp/lab/file130/