庭野「耳…?」

皆さんは出先で読み方がわからない地名をみつけたことがありませんか?
難読地名と呼ばれるものです。

私の生まれ育った地域はその難読地名でした。
小学生の頃、授業の課題で
自分が住んでいる地域の由来を調べるという課題がありました。
長くなってしまうので簡単に説明しますと、
人を丸呑みにしてしまうような大蛇がいて、
その大蛇がお姫様を飲み込んでしまい、怒った殿様が報復するという伝承でした。

大蛇がいた場所を「おおじゃ」
大蛇が喉を切られた場所を「のぼきり」
骨を切られた「ばらじま」
遺体を煮て食べた「にいだ」
遺骨吹き飛ばした「ふきあげ」
と、そこでなにが起きたのか連想されるような名前をつけられているのがわかります。

納得いかないのは私の住んでいた地域の名前と由来です。
なぜなら
耳が切り落とされた「みみがほい」という由来と名前でした。

みみ…?…へびに…?いまいち納得いきません…

皆さんの住んでいる地域にもきっとこのような伝承があると思います。
不思議な名前の土地を見つけたとき、なんでこんな名前なんだろうと考えてみたり、
調べてみるのも楽しいかもしれません。

庭野「趣味とそのすすめ」

朝の肌寒さに夏の終わりを感じる今日この頃皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は夏らしいことはできたかと振り返り、思い当たる節がなく、
今年もかと後悔とともにため息を吐き出す日々を送っています。
ですが充実していなかったというわけではありません。
なぜなら今年の夏は趣味を満喫していたからです。
その趣味とは……読書です。
月に多くて5冊、少なくて3冊と決して多くない冊数ですが、
自分のペースで楽しませてもらっています。

よく聞く読書の秋というのは秋の過ごしやすさを伝える言葉だそうで、
新しい趣味を始めるにはちょうどいい季節だと思います。
皆さんも自分のペースで、だれにも迷惑かけず、
お金もあまりかからない読書という趣味を始めてみませんか?
これから読書を始めようと思っている皆さんに
私のおすすめの本をご紹介したいと思います。
気になった方は是非読んでみてください。

私のおすすめする本は「我ら闇より天を見る」です。

あらすじ
ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っています。
町の警察署長ウォークは、かつての事件で親友のヴィンセントが逮捕されるに至った証言をいまだに悔いており、過去に囚われたまま生きています。
彼らの町に刑期を終えたヴィンセントが帰ってくる。
彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が……というお話です。

この本はミステリー小説なのですがヒューマンドラマの側面が強く出ていて、
二人の主人公の再生の物語です。
終始物語は暗く、読んでいて辛くなるような展開が続きます。
だからこそ物語はどういう結末を迎えるのか気になってしまいます。
かなり読み応えがあるのでぜひ読んでみてください。