小林「運動は良薬に勝る話」

気づけばセミの鳴き声も聞こえなくなり、夏の蒸し暑さも落ち着いて、
過ごしやすい時期になりました。
前回の自分の記事を見返すと、季節の変わり目の風邪の話でしたので、
同じような健康に関する話をします。

季節の変わり目というのは風邪だけでなく、中には鬱とか不眠とか、
精神的に疲れている人もいると思います。
私が漢方薬店で勤めていた頃はそういった相談も多かったです。

漢方では鬱とか不眠とかは神経症の一つとして扱いますが、
選薬は難しく、漢方薬でも元気な顔に戻った人はなかなか見たことがありません。

ただ一人私が覚えている方で、鬱病で10種類以上の薬を飲み続けているけれど
変わらなくて、どうすればいいか悩んでいた人が
気付いたら劇的に変わっていた事例があります。

その頃の私の先輩が、その人の話を親身に聞いて
どういう会話の流れかは忘れましたが、近くにあるジムに行くことを勧めました。
それから1年後に、その人がどうなったかというと
ジムで運動することにハマり、お店に来られた時は、
身体が引き締まった超健康的な身体になっていたのです。

もう薬は何も飲んでいないと聞き、当時を振り返り改めて思うことは、
どんなに良い薬よりも、自らの自然治癒力に勝るものはないということです。

まだ体力が残っていて今精神的に疲れを感じている人がいたら、
私は薬よりも、ジムに通うことを勧めます。
秋といえばスポーツの秋、
私もコロナで辞めたジムにまた行こうか考えております。