オゾンの話
オゾンによる脱臭・殺菌の仕組み
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前頁「オゾンって何?」でも説明したとおり、オゾンの分解によって出来た酸素原子は非常に酸化力が強く、この特長を活かして脱臭、殺菌などの用途に用いられます。
では、どのように脱臭、殺菌を行うのでしょうか?
ここでは、オゾンによる脱臭や殺菌の仕組みを分かりやすく、簡単にご紹介します。
- 空気中の酸素(O2)がオゾン発生装置によってオゾン(O3)に変化します。
- 生成されたオゾンは、酸素と比べると不安定で、自然にかつ徐々に酸素O2と酸素原子Oに分解していきます。
- この分解した酸素原子Oは、活性酸素とも呼ばれ、反応性が高く、菌やウイルス、におい物質など別の物質と強く結びつきます。
酸素原子Oと結びついた菌やウイルスなどは、核となる核酸まで破壊されて殺菌・不活化、におい物質は悪臭の元になる分子が完全に分解されることで脱臭します。 - 反応後のオゾンは最終的に全て酸素に戻るため、完全に無害となります。
上記からも分かるように、オゾンが直接、菌やにおい物質を酸化破壊や分解しているのではなく、
オゾンから分離した酸素原子(活性酸素)が菌やにおい物質に作用しているのです。
いかがでしょうか?オゾンによる脱臭・殺菌の仕組みが少しでもお分かりいただけましたか?
安全にオゾンを活用し、脱臭や除菌、殺菌を行う場合は、濃度コントロールが大切です。
オゾンの安全や濃度については、別の記事で紹介しますね。